|Homeへ|

回路理論IV(2015年度)

  1. 講義資料
  2. Q & A
  3. 連絡事項
  4. 過去の講義資料

講義資料

講義に使用したスライド資料は, pdfファイルとなっています. pdfファイルを読むには, Adobe Readerが必要です. Adobe Readerは, Adobeのwebサイトから無料でダウンロードできます.
シラバス(昼間主), シラバス(夜間主)
授業日 講義用スライド 演習問題 ファイルの更新情報
1回目 回路理論の基礎的事項, 平衡三相交流電源 (昼間主コース)(夜間主コース) [演習1]
2回目 平衡三相交流回路, 回転磁界 [演習2]
3回目 Y-Y, Δ-Δ,Y-Δ, Δ-Y回路の各種回路計算 [演習3]
4回目 V結線, 不平衡交流回路 [演習4]
5回目 対称座標法(各種定義と基本的な取扱い法) [演習5]
6回目 対称座標法(発電機の取扱い) [演習6]
7回目 多相回路に関するまとめと総合演習
8回目 分布定数回路の基礎方程式と解 [演習8]
9回目 線路定数(特性インピーダンス, 伝搬定数) [進行波の例] [演習9]
10回目 端子条件から各部の電圧・電流計算 [演習10] (12/17)p.9, p.11の修正
11回目 位置角, 等価四端子回路 [演習11]
12回目 複合線路 [演習12] (1/5) p.2を微修正
13回目 反射と透過 [演習13]
14回目 スミス図 [演習14]
15回目 分布定数回路に関するまとめと総合演習
16回目 期末試験

Q & A

第14回

(コメント)総合演習2の結果

総合演習の採点が終了しましたので, お早めに山本の居室までとりにきてください(工 2-523-1)
  1. 平均点: 70.5点, 中央値: 75.0点
  2. 得点分布

第13回

(コメント) 演習2-(c)での解答の不備が目立ちました.

電圧の大きさ|V(x)|の最小値を求めるのが問いの趣 旨です. 突然「(ドット)mv(x)の最小値が...」と書く例が散見されましたが, その理由を説明してください. 減点されているのは, その説明が不十分なためです.

また, mv(x)は複素数ですから, 「mv(x)が最小値をとるとき」という表現はおかしいです. (なぜなら, 1, j, 1/√(2) - j/√(2)を大きい順にならべることはできません. 大きさなら一目瞭然で皆同じですが. . . ) この問題は電圧の大きさを計算すると解けると思います.

(ヒント)授業中の板書を繰り返し書くと, 「|1+e| = | 1 + (cosΘ + jsinΘ) | = √( (1+cosΘ)2+(sinΘ)2) = √(2 + 2cosΘ)」の最小値を求めることは容易で, cosΘ = -1 の時(すなわちΘ=π, 3π, 5π...)ですね. 丁寧に計算して, 解答も丁寧に書くことを心がけてください.

(Q)特性インピーダンスとインピーダンスの違いって何ですか?

(A) インピーダンスはご存知のとおり電圧と電流の比です. 特性インピーダンスは分布定数回路特有のパラメータでケーブルと周波数がき まれば定まる値です. 特性インピーダンスは回路のインピーダンス整合をとったり, 回路計算するときにでてくる大切な値です. 詳しくは第8回目と9回目に学習していますので, そちらの資料を参照ください.

(Q) 線路の問題で位置角で解くか, Fパラメータで解くのはどっちがいい ですか?

(A)どちらでも良いです. 同じ結果が求められます. ただ計算過程が異なり, 問題によって計算しやすさが変わってきます. たくさんの問題にトライしてどちらが良いのか経験を重ねてください.

(Q)λの使い方が分からない

(A)λは波長で, 位相定数βと関係があります(β=2π/λ). 問題ではβかλのどちらか一方が与えられる場合がほとんどです. 詳しくは第9回目の授業の資料をみてください.

第12回

(演習解答)

  1. ZJ = Z02/tanh(γ2L2)
    ZS = Z01 (Z02 + Z01tanh γ1L1 tanhγ2L2)/(Z01tanh γ2L2 + Z02tanh γ1L1)
  2. VJ = (VS Z02)/(Z02 cosβ1L1 + jZ01sinβ1L1)
    VR = (VS Z02) / (Z02 cosβ1L1 + jZ01sinβ1L1)(cosβ2L2 + j sin β2L2)
  3. Z0(2tanh(γL/2) + R/Z0)/(1+(R/Z0)tanh(γL/2)+tanh2(γL/2))
(必要に応じて(複素ベクトルの場合)Zやγには上にドットをつけてください)

第11回

(演習解答とヒント)

現在, 演習レポートをいつものように工2-523-1の前で返却中です. 早めに取りにきてください(自分のレポートのみ).
  1. (1) 0, Z0 tanhγL; (2)Z0(1+2tanhγL)/(2+tanhγL); (3) 1, Z0 (4) 2, Z0(tanhγL + 2)/(1+2tanhγL) (5) ∞, Z0/tanhγL
  2. |tanhβL|=1; π/4, 3π/4, 5π/4, ... = (2n+1)π/4β, (n=0,1,2,3..)
    (コメント)
  3. (ヒント)終端での電流の大きさ|I(L)|が与えられています. また, 三角関数の中身はradです. これらの2点に注意して解答くださ い.

第10回

(Q)予習復習をするとすんなりついていけるので, 次も頑張ろうと思いま す.

(A)その調子でがんばってください.

第9回

(演習解答)

  1. 36.5 Ω, j1032 rad/km, 6.08m
  2. (ドット)Z0
  3. -(ドット)Vs, (ドット)Vs, -(ドット)Vs,

第8回

(演習解答)

  1. 式(1)の左辺に(3)(4)式を代入して, 式(2)右辺に等しくなればOKです. 同様に式(2)についても行います.
  2. 授業で示したので略
  3. 復習なので略
  4. 復習なので略

(Q)今週の話は正弦波に限定したとのこですが, 正弦波でない場合はどの ようになるのでしょうか.

(A)その都度, 微分方程式を解くことになります. 教科書のpp.304--324を参照ください.

総合演習1(中間)の結果

得点分布は次の棒グラフのとおりで, 90点以上の方が結構でました. これからも奮闘ください.

(偏りのある得点分布ですので, 平均値と中央値は差が大きいです. )

総合演習1の得点と演習の得点の相関は次のようになります.

正の相関があり, 相関係数は0.54でした. 普段から点数の高い人はテストでも高得点の傾向が強く現れています. 私からコメントをひとつ.

6日目

(演習略解)

  1. Ia0=0, Ia1=Ea/Zg1, Ia2=0, Ia=Ea/Zg1, Ib=a2Ea/Zg1, Ia=aEa/Zg1
  2. Va = 3Ea/(1/Zg0 + 1/Zg1 + 1/Zg2)Zg1

(Q)講義の例題について, Ib=0だから, VbはそのままEbになる感じがする

(A) 直感は大切ですね. それを論理的に正しいか否かを考察できるようになればさらに良いかと思いま す. 今回の例題では, 相互誘導がありますのであなたの指摘のようにはなりません. というのは, 授業で話したように, Iaが流れると, それがVbやVcに影響します. それを考慮して発電機の基本式は作られています.

5日目

(演習略解)

  1. Ea0=-25 + j28.7 (V), Ea1= 37.3 - j 27.3 (V), Ea2=2.6 + j24.6 (V)
  2. Ia=20-j15(A), Ib=41.6 - j 9.8 (A), Ic=-1.65 + j24.8(A)
  3. V0 = E(-R+jwL)/(2R+jwL)

4日目

(演習略解)

  1. (ドット)Ibc=(ドット)Iabe-jπ/3, (ドット)Iab=√3 (ドット)Ia'b'e-jπ/6, (ドット)Ib'c'=√3(ドッ ト)Ib'c'ejπ/6, (ドット)Ibc=(ドッ ト)Ib'c'ejπ/6
  2. 28.2-j7.1 (A)
  3. 90+j10√3, -60-j40√3, -30+j30√3 (A)

3日目

(演習略解)

  1. (ドット)Iab=50√ejπ/2 = j50√3 (A), (ドット)Ia=150ejπ/3 = 75 + j75√3 (A)
  2. 20-j40 (A), 12000(W)
  3. |Ia| = E/√(3(R2 + Xc2)), (ドット)P = E2/(R-jXc)

(Q)相順が未だに分かりません. 右回りに考えると思っていたのですが, 実際どうなのですか?

(A)そのとおりです. フェーザ図で右回りにEa, Eb, Ecとあれば, 相順はabcです.

(Q)Zy=(1/3)ZΔは正しいと思うのですが, 講義用スライド9枚目の1行目「Z(Δ) --> Z(Y)/3 とありますが, 逆では?

(A)Δ結線でのインピーダンスがZでしたら, Y結線に直したときのY結線の3本のインピーダンスは全てZ/3とすべきという意味です. 再度確認してください.

2日目

演習(3)について, w2LC>1の条件はなぜ必要なのでしょうか.

(A)答えの中に(w2LC-1)があり, その符号によって電流ベクトルの 方向は180°かわります.

(演習の略解)

(コメント)本日の正答率はとても良好でした.

次週からの基本になりますので100%理解しておいてください. 小テスト期待しています.

現在, 工2-523-1前にて返却中です. 早めに取りにきてください.

(Q)平衡三相回路(3線)で中性線にながれるはずの電流はどこにいくのか不 思議に思いました. (要約) -> +1点

(A) 他の相を通って元の電源に戻ります. 中性線を取り除いた3線式の回路では, 独立な閉ループが2つできます. 閉路方程式を立てて解いて見てください. 同じ解答が得られます.

(Q) 負荷が平衡である条件は何ですか?

(A)授業で話しましたが, 同じインピーダンスの負荷が(今日の場合ですとY型に)接続されていることです.

(Q)演習の解答に途中経過も加えてほしいです.

(A)時間とスペースの制約からwebページでは結論だけ掲載しています. 演習中は途中経過も含めてコメントしているかと思います. 時間外であっても個別質問は随時受け付けていますので, 遠慮なく来室ください.

(Q)中性点の電圧のもとめお(ママ)を知りたいです.

(A)中性点がどこに接続されているかによって, その電位は変わります. 通常は大地に設置してあり, 0Vとして良いです.

※電位とは通常大地あるいは無限遠を基準とします(電磁気参照). 電圧は, 端子間の電位差をさします. 以上より, ここでは質問者は「電圧」ではなく「電位」と記す必要があることを認識してください.

(Q)基本的な部分もおさらいしてもらうたのでスムーズに理解できました.

(Q)身長のたとえ話が分かりやすかった.

(A)OKです. 具体的にイメージできることが大切です. この調子でがんばってください.

(Q)極座標形式にもなれた方がいいですか.

(A)YES

(Q)演習1(a)で(ドット)Ia=(ドット)E/(ドット)Z と求められ るのは中性線の存在があるからですか?

(A)授業で話したように, 「回路が平衡していれば」という条件が大切です. このとき, 中性線の有無にかかわらず, 上式で線電流を計算できます.

(Q)小テストについて: 相順はabcとのことだったのですが, それはEc=100e-j3π/2のときも Ec=100ejπ/2 のときも同じでしょうか

(A)両者は位相が360度違っていることから分かるように, 同一の波です. した がって相順は「同じ」です.

1日目

(演習の略解)

  1. 200cos(ωt -π/3), 200cos(ωt - π), 200cos(ωt +π/3)を描く
  2. (1)Ea = 100√2 e-jπ/3, Eb = 100√2 e, Ea = 100√2 ejπ/3
    (2)有効電力100√6 W, 無効電力100√2 Var, 皮相電力 200√2 VA
  3. Ea = 200√3 ejπ/6, Eb = 200√2e-jπ/2, Ec = 200√3 ej5π/6, 相順(a,b,c), フェー ザ図略(横軸を実軸にとること)

現在, レポートを返却中です. 工2-523前の袋から自分のもののみを取っ てください. なお, 学籍番号と名前の無い提出が1通ありました. 「詠み人知らず」として置いてあります.

今週分の提出期限ですが, 10/12(月)が休日ですので, 10/13(火)13:00 とします. 提出場所は, 工2-523-1前のボックスです.

(コメント)演習について

演習の回答をみていると, 次のことに気づきました. 心当たりがあれば直し てください.

(Q)講義内に例題を入れてほしい

(A) 必要に応じて入れます. 今日も数値計算の例を示しました.

(Q)演習の時間が足りなかった.

(A)理解度によって時間の長短はあるようです. 本日は3問出題しましたが, 満点(30点)解答が14名, 25点が19人, 20点が21人 でしたので時間と問題数は適切かと考えています. また, 時間内にできなくても期限内に提出すれば得点になりますし, 小テスト も加点対象です. 復習をしっかりして満点を目指してください.

(Q)全体的にスピードが速かった

(A)回路Iの復習になりましたので, 理解度が低い部分は速めに感じたかもしれ ません. 本日のスライドはこのページにおいてありますので, 復習に役立ててください.

(Q)位相差πは「遅れ」か「進み」かわかりません(意訳)

(A)180度は遅れていると言ってもいいし, 進んでいると言ってもいいです. これらの波形は丁度重なりますよね.

連絡事項

オフィスアワー

月曜日13:00--14:30

過去の講義資料

2014年度, 2013年度, 2012年度, 2011年度, 2010年度, 2009年度, 2008年度, 2007年度, 2006年度, 2005年度
Last modified: Thu Jan 28 15:12:18 2016
Ken-ichi Yamamoto
e-mail: [email protected]